醸しコラム

Column

令和元年の酒造り

2019.10.01

2019年10月1日。
いよいよ今年の酒造りが始まりました。

泊まり込みの季節労働というイメージのある酒造りですが、弊社では5年前より通年雇用の社員中心の酒造りに切り替え、現在では蔵に泊まり込んでの作業も行っておりません。蔵人は毎日自宅に帰り、休日は交代で取得しています。

とはいえ、労働体制を整えて、新しい設備を導入してはいますが、体力のいる作業もありますし、時時刻刻と変化する麹たちと向き合う繊細さも必要です。
酒造りの大変さを間近で見ていると、どのお酒も愛おしく感じられ、大切に召し上がっていただけたらと願うばかりです。

今年の酒造りについて、弊社醸造責任者に話を聞きました。

「どんな酒造りを目指しますか?」という質問に対しては「まずは事故なく酒造りを終えること。そして、蔵人それぞれに笑顔が見られる状態で最後まで走り続けたい」と言います。
心に余裕を持つことで、不測の事態を冷静に対処したり、新しいことにチャレンジしようとする気持ちが生まれ、結果としてチーム全体に勢いをもたらすそうです。

醸すお酒については、旨みがあり、キレの良い“ 数馬酒造らしいお酒 ”を目指すと同時に、昨年よりもさらに品質向上に努めたいとのことでした。

11月中旬には新酒が発売となる予定です。
今年の味わいはいかに!

令和最初の酒造りを温かく見守っていただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

数馬酒造オンラインショップ