醸しコラム

Column

竹葉 日本酒で仕込んだ加賀棒茶®リキュール製造秘話

2020.04.27

みなさんこんにちは!蔵人の又木です。
今回は先日発売したばかりの新商品「竹葉 日本酒で仕込んだ加賀棒茶®リキュール」について、ご紹介いたします。

弊社ではこれまでに梅酒やゆず酒といった2種類のリキュールを製造して参りました。
そして、2019年より需要の拡大や新たな機会の創出のため、廃業されたワイナリーを借りてそこでリキュール事業を拡大することにしました。

弊社代表取締役がワイナリーを活用したリキュールづくりについてnoteにまとめておりますので合わせてご覧ください。
>>【ワイナリーを活用したリキュールづくり】新たなSDGs連携を創出する!

リキュール事業を拡大することで、新しい原材料との融合や能登地域を越えたコラボレーションを生みだし、より日本酒を楽しんでもらえる機会を増やしていきたいと考えています。そのコラボレーション第一弾が「竹葉 日本酒で仕込んだ加賀棒茶®リキュール」です!
有難いことに金沢市の「株式会社茶のみ仲間」様(以下、茶のみ仲間様)からお声がけをいただき実現しました。

このコラムを作るにあたり、プロジェクトリーダーの蔵人・長宗和伸にインタビューしましたので、製造秘話とまではいきませんが読者の皆様にご紹介いたします。

「加賀棒茶®」はお茶の葉の茎の部分を使い弱火でじっくり焙煎したものです。
一口に加賀棒茶®と言っても、茶葉の品種、茎の大きさや熟成期間、焙煎時間など種類があるので、試作ではどの棒茶を使用するかの検討から始まりました。

最初は棒茶を水でつけた水出し茶を日本酒で割って製品化しようと試みましたが、味わいが薄くなり、風味がよくありませんでした。
そのため、直接日本酒の中に漬けて仕込みを行うことにし、漬け込む棒茶の量や時間を決めていきました。当初はお茶を淹れるのと同じ量で行なっていましたが、それでも風味が薄く感じられ、棒茶の量は通常のお茶を淹れる場合よりも多く使用しています。

茶のみ仲間様が製造する棒茶を数種類ご用意していただき、それぞれに漬け込む期間を決めて検証しました。
そのなかで、今回使用している加賀棒茶®は、香ばしい香りが日本酒によく移り、また純米酒のお米の旨味を損なうことなく、ほうじ茶特有の優しい甘みも感じられるということで決定しました。

また、茶葉を日本酒に漬ける浸漬時間にもこだわりがあります。
茶葉の違いや浸漬時間の違いを、茶のみ仲間様にもすべて試飲していただき、商品化しています。

実際の製造現場では、加賀棒茶®のもつ風味を損なわないように少量ずつ丁寧に仕込んでいます。
お酒のブレンドは一切行わず、茶葉が本来持つおだやかな香りと日本酒のふくよかな味わいをそのままお楽しみいただけるようつくっています。

蔵人おすすめの飲み方はストレートや炭酸割りです。
寝る前にストレートでちびちびと、お風呂上がりに炭酸割りですっきりとお飲みいただくのが嬉しいです!
ワイングラスやおちょこなど、酒器を変えてみるのもおもしろいです。酒器によって変化する豊かな香りや味わいをお楽しみください。

※加賀棒茶®は石川県茶商工業協同組の地域団体商標です。『加賀棒茶®とは、加賀地方を発祥地として、加賀地域に由来する製法により、石川県内で茎茶を使用し仕上げ加工されたほうじ茶のことです。』

≫関連記事①
SDGsの取り組み|竹葉日本酒で仕込んだ加賀棒茶®リキュール

≫関連記事②
SDGsの取り組み|廃業したワイナリーを活用したリキュール事業

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