この度の地震に際し、たくさんの温かいお心寄せを頂きまして心より感謝申し上げます。
同じく被災なさった皆様にはお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復旧とご安全をお祈り申し上げます。
おかげさまで皆様からの応援を頂きながら復興への道を歩むことができております。
その様子をレポートとして綴ってまいりますので、ご覧いただけましたら幸いです。
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こんにちは、広報スタッフです。
今回はMakuake様の「能登の酒を止めるな!被災日本酒蔵共同醸造支援プロジェクト【第一弾・2024春】」を受けての出荷作業レポートをお届けいたします。
まず初めに、この度のクラウドファンディングでは皆様からの多大なるご支援を頂戴しまして、深く感謝申し上げます。被災後まもなくからこのような有難いお話を頂き、日に日に集まる金額の大きさに戸惑いながらも、多くの方々からのお心寄せに感謝し、こうして完成したお酒をお届けする日を迎えることができることを幸せに思います。
また繁忙期にも関わらず、救いの手を差し伸べてくださった吉田酒造店様はじめ全国の酒蔵仲間の皆様にも深く深く感謝申し上げます。そして影ながらサポートくださったMakuakeの皆様にも厚く御礼申し上げます。
●2024年6月6日
1月末から始まりましたプロジェクトを通じて完成したお酒を、クラウドファンディングの返礼品として梱包する作業を行いました。被災蔵5社が白山市・吉田酒造店様に集まり、ご支援いただいたお酒をそれぞれ箱詰めします。
当日は数馬酒造から2名の社員が参加しました。能登町宇出津を6時に出発です。沿道にブルーシートや瓦礫が目立つ道を2時間も走ると、大きな地震があったことを忘れてしまうような日常が目に入ります。慣れてしまっていた自分たちの生活の方が非常であることを再認識します。
吉田酒造店様に到着すると、同じ奥能登地区の酒蔵の皆様が待っていました。鶴野酒造店様、松波酒造様、白藤酒造店様、日吉酒造店様、地震以来はじめての再会です。皆様がご無事で本当に良かったと心から思います。「久しぶりー元気やった?」「今日は宇出津から来たん?」といつものように話しかけられるだけで、うるうるとしてしまいます。
梱包作業は、各蔵がそれぞれ自社のお酒を準備しました。吉田酒造店様の倉庫いっぱいに各地から集まった「能登の酒を止めるな!」のお酒が並びます。ご支援の大きさを視覚的にも感じられ、皆様のお力添えの賜物と、本当に有難く思います。ひとつひとつ感謝の気持ちを込めながら、梱包いたしました。数は少ないのですがランダムに御礼のメッセージも書き込ませていただきました。皆様のお手元に届いた箱にメッセージはございましたか。気付いていただけたら嬉しいです。
午後からは、櫻田酒造様も応援に駆けつけてくださり、変わらない笑顔とジョークで倉庫内をいっそう明るくしてくれました。
作業の合間に、吉田酒造店様が蔵内を案内してくださいました。被災蔵は今後、蔵の建て直しを行う予定です。その際に役立つ情報をと、蔵の建物や酒造りの道具について細かにお教えくださいました。
また、久しぶりの能登勢参集に積もる話もあるでしょうと、休憩時間を長めにとってくださり、情報交換の場も設けてくださいました。随所に散りばめられた私たちへのお心遣いに敬服いたします。同時に私たちも有事の際にそうありたいと強く思いました。
いつものように「またねー!」「能登まで気を付けてね!」と別れます。
皆様のおかげで、とても穏かに温かな気持ちで帰路に就くことができました。
また能登で皆様と集まれる日が早く来ることを願ってやみません。
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「能登の酒を止めるな!被災日本酒蔵共同醸造支援プロジェクト」では、【第二弾・2024夏】が始まっています。
数馬酒造はおかげさまでなんとか自社での酒造りを再開することができました。今後は建物の修繕に注力するため、第二弾の共同醸造の参加を見合わせていますが、能登の仲間たちのために応援いただけますと大変有り難く思います。
▼プロジェクトの詳細はこちら
能登の酒を止めるな!被災日本酒蔵共同醸造支援プロジェクト【第二弾・2024夏】