醸しコラム

Column

数馬酒造の第2ブランド【閃】

2020.05.19


弊社の代表銘柄といえば、皆様ご存知の通り「竹葉(ちくは)」でございますが、実は第2ブランドがございます。
名前は「閃(せん)」。このお酒は、蔵元が24歳で蔵を継いだ際、日本酒になじみのない同世代の仲間にも日本酒に触れて欲しいと思い、自ら開発した銘柄です。
若くして経営の世代交代を迎え、期待と不安を抱くなかで‟どんな暗闇の中でも一閃の光のように真っ直ぐに自分の信じた道を突き進みたい“という決意のような想いが込められています。

こうして生まれた「閃」には、二つのこだわりがあります。
一つは石川県独自の酒造好適米のみで醸すこと。現在、使用している酒米は「石川門」です。石川門は1992年に育成開始、2004年に配布開始された比較的新しい酒造好適米で、米の粒が大きく、石川門で醸したお酒は力強い味わいとしっかりとした旨味が出る特徴があります。

もう一つのこだわりは、流通限定品であること。
実は「閃」は石川県内での販売はございません。当蔵直営店においても販売しておりません。お取り扱い店様は全国に数社のみ。流通を限定することで品質管理を徹底しています。ですので、店頭でお見かけの際はぜひお手にとっていただけたらと思います。

そんなちょっとミステリアスな「閃」は、純米吟醸と特別純米の2種類ございます。
すっと稜線を描くような伸びやかな味わい、心地よい余韻が特長で、どちらも食中酒として料理の味を引き立て、旬の魚介やお刺身と非常に相性が良いです。
若い世代に日本酒に触れる機会を増やしてほしいと開発したお酒ですが、酒通をも唸らせる味わいに仕上がり、多方面よりご好評いただいております。誠にありがとうございます。

きらりと光るラベルの、印象的な「閃」。
いつもとは少し違う数馬酒造のお酒で、非日常感を楽しんでいただけましたら幸いです。
 

「閃(せん)」が買えるお店(2023年5月現在)

酒のいろは様(北海道札幌市) http://sake-iroha.jp/
髙橋酒店様(岩手県一関市) https://takahashi-sake.ocnk.net/
たつみ清酒堂様(埼玉県さいたま市) https://tatsumiseisyu-dou.com/
折原酒店様(東京都江東区) http://oriharashoten.shop-pro.jp/
小山商店様(東京都多摩市) https://www.jizakenokoyama.co.jp/
鈴木酒販様(東京都台東区) http://suzukishuhan.co.jp/
横浜髙島屋店様(神奈川県横浜市) https://www.takashimaya.co.jp/yokohama/
酒ハウスモリモト様(徳島県徳島市) https://www.sake-morimoto.com/

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