※こちらは、2024年1月11日時点での情報です。
※1月18日更新:醤油蔵の被害状況を追記いたしました。
令和6年能登半島地震におきまして、たくさんのご心配と温かいお心寄せを頂きまして心より感謝申し上げます。
1月9日以降、石川県地震被災建築物応急危険度判定士の方に酒蔵内の建物調査を行っていただき、安全を確保しながら復旧作業を行っております。その復旧作業の中で、少しずつ被害状況が明らかになってまいりました。
なお、いずれの蔵も無人時の災害でございましたので幸いにも人的被害はありませんでした。
現時点での各蔵の被害状況は下記の通りです。
【本社酒蔵】
能登町宇出津地区
建物) 木造建物の大きな傾斜と壁面の倒壊、全体の地盤沈下、複数の大きな地割れ、津波の到達による浸水と汚泥、扉の破損など
設備) 瓶詰め設備には大きな損傷はないと思われます ※その他の設備については詳細不明
商品) もろみタンクからの液体の漏れ、複数商品の破損 ※詳細は不明
水道) 断水中
電気) 復旧
【リキュール蔵】
能登町上町地区
建物) ドアの破損
設備) 梅酒タンクの損傷はないと思われます
商品) ゆず酒の仕込みタンクが倒れ、全量損失
【醤油蔵】
能登町神野地区
建物) 天井の崩落と亀裂、外窓とドアの損壊など
設備) 製造器具の転倒
商品) タンクの損傷により、タンク一つ分のもろみが全量流出
なお、未だ避難所生活を強いられる社員や、遠方に避難中の社員もおります。震災後の体調不良者も多くありまして出社可能な人数が限られております。続く余震の可能性や社員の生活・安全確保のため、当面は午前中のみの復旧作業としています。
被害が広範囲に及ぶことから復旧には多くの時間を要することが考えられます。
被害状況についてさらに明らかになり次第、ご報告してまいります。
引き続き、何卒宜しくお願い申し上げます。
お取引先様、そして竹葉を楽しみにお待ちいただいている皆様におかれましては、多大なるご心配をおかけして大変申し訳ありません。ご理解いただきますようお願い申し上げます。
そして、同じく被災されている能登の全ての皆様に心を寄せ、皆様のご支援のお気持ちに感謝し、最善の行動をとってまいりたいと思います。
引き続き、能登を応援いただきますよう切にお願い申し上げます。