新年明けましておめでとうございます。
午年には「前進」「飛躍」「行動力」の気運があるそうで、社名に「馬」のある我々も2026年はぐんと行動していく一年にしていきたいと思っています。
能登半島地震から丸2年が経過し、少しずつですが状況は進展しています。
昨年は被災した木造蔵2棟の建て替えが始まり、ひと続きだった酒蔵は寸断されました。少ないスペースとなった酒蔵では何かと制限されることが多く、直面したことのない課題に取りかかる一年でもありました。
そのような状況下でも一段と高い品質の日本酒を提供することを最優先事項に掲げ、細かな改善を積み上げています。社内では活発に意見が交わされ、新しい工夫が生み出され、より良い改革に繋がっていることを実感しています。また、醸造現場においても土日休みを導入し、スケジュールを固定化することによって、より柔軟な醸造体制の構築を実現しています。
昨年10月に行われた地鎮祭では、更地となった木造蔵の跡地で、次の100年、200年に向けた誓いを話しました。美しい能登。温かい人たちが暮らす日々の営み。皆様に喜んでいただきたい一心で向かう情熱。健やかな未来への願い。本当に次世代に残せるものは、形を有するものではないのだと思います。
能登半島地震を経て、私自身も「能登に事業者を増やしたい」との思いを強く抱くようになり、若者や移住者の皆さんとの関わりを増やし、能登での人材育成に携わり始めています。24歳で酒蔵を継ぎ、長い間「若手社長」と呼ばれてきましたが、経営者として15年を重ねる間に様々なことを経験させていただきました。少しばかりその経験を活かしながら次世代に伴走することで、能登をより豊かな場所にしたいと思っています。先代が遺した『人がすべて』という言葉を胸に刻み、能登を選び生きる人たちが、ここに居て良かったと思える未来を創りたいと思います。
2026年が皆様にとりまして実りある一年となりますことを心からお祈り申し上げます。酒造りができる今に感謝し、皆様により一層美味しい日本酒をお届けしたいと思います。
どうぞ今年の「竹葉」も宜しくお願い申し上げます。
数馬酒造株式会社
代表取締役 数馬嘉一郎
