醸しコラム

Column

《レポート》鎮疫祭~能登の暮らしに寄り添う酒~

2020.07.07


こんにちは。広報担当です。

先日、数馬酒造がある宇出津地区での鎮疫祭を見学させていただきました。

毎年7月に開催される「あばれ祭」は350年前から続く、能登に夏の訪れを告げる勇壮な祭りです。
残念なことに、今年は新型コロナウイルスの影響で、長い歴史の中で初めて中止となってしまいました。
そこで地域の人々が集まり、新型コロナウイルスの終息を願って鎮疫祭が行われたのでした。鎮疫祭が行われたのは、コレラが流行した時以来の実に160年ぶりのことです。

当日は、宇出津八坂神社の境内には大釜が設置され、熱湯に浸した笹の葉を参拝者の頭上で振り、新型コロナウィルス退散を祈願。
「弥栄(いやさか)太鼓」の奉納も行われました。

神事の後には参拝者にお神酒がふるまわれ、「これで疫病退散も済み、来年は盛大に祭りをすっぞぉ!!」と、皆さん意気込んでいらっしゃいました。

お神酒としてお供えされたのは、弊社の「竹葉 能登上撰」です。
祝いの席にも、愁いの時も。どんな時も人の心に寄り添う酒でありたいと私たちは思います。

来年こそ、盛大に。
新型コロナウィルスの早い終息を願うとともに、キリコやあばれ神輿の勇壮な姿を心待ちにしています。

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