醸しコラム

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《レポート》能登高校「地域の探究実践者と語る会」

2022.04.29

能登高校「地域の探究実践者と語る会」
こんにちは、広報スタッフです。
先日、地元能登町宇出津地区にある能登高校の生徒さん達と、数馬酒造広報としてお話しする機会をいただきましたのでご報告いたします。

能登高校「地域の探究実践者と語る会」

「地域の探究実践者と語る会」と題したこちらの会では、能登高校生が社会人から仕事に対する想いや課題解決にむける姿勢、取り組みなどを学びます。能登高校初の試みで、当日は2年生58名と社会人18名が参加しました。
「地域の探究実践者」として選ばれた社会人は、主に能登町で働く方々。農林水産業などの一次産業から観光や福祉、メディアなど業種は多岐にわたり、生徒さんたちはこの中から5人を選んで各ブースを尋ねます。

かくして「探究実践者」の一員となった私ですが、分野は「情報発信」、探求中テーマとして「食事とともに楽しむ飲み物として日本酒がメジャーになるには」についてお話しさせていただきました。
未成年の高校生にとって日本酒は未体験のもの。自分事として捉えにくいテーマではありましたが、弊社の能登産へのこだわりや能登への想いなどご共感いただける部分もあり、生徒さんの真剣な顔つきにこちらも熱く語ってしまいました。

「どういう時にお酒を飲むのか?」「お米だけでどうしてこんなにバリエーションが生まれるのか?」「日本酒はどんな味がするのか?」など活発に質問もいただきました。
昨今「日本酒離れ」といった言葉を耳にする中で、日本酒を飲んだことがない生徒さんの質問や考え方が、この「日本酒離れ」世代の方たちと重なり合う部分があると感じ、この課題に対し広報としてできることの糸口がかすかに見えたような気がします。

能登高校「地域の探究実践者と語る会」

参加された生徒さんの中には中学の授業の一環で弊社を訪れたことがある方もいらっしゃる一方で、同じ能登町内でも弊社のことをよく知らない方ももちろんいらっしゃいました。日々情報発信していますが、今後はこれからの能登を担う世代に向けての地域内での広報活動も必要なのかもしれません。私にとっても学びの場となりました。

今回の授業を通して、生徒の皆さんには生まれ育った地域や働くことについて少しでも関心を持っていただけたらと思います。また、20歳を迎えた時に「そういえば竹葉というお酒があったな」「飲んでみようかな」と思い出していただけるよう、心に留めていただけたら嬉しいです。

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