醸しコラム

Column

【広報の蔵人体験レポート】酒造りの現場から|Vol.1 洗米

2020.10.20


こんにちは、広報担当です。
普段は在宅勤務をしながら広報業務に携わっています。より深みのある広報を目指して、今期の造り(2020BY)では、出社時に蔵人インターンとして酒造りを体験しています。
このコーナーでは、私が実際に現場で感じたことなどを初心者目線で綴ります。どうぞ、温かい目で見守っていただけると幸いです。
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初日。
弊社の蔵人は通年雇用の醸造課社員なので、よく知った顔ぶれではありますが、緊張します。挨拶を済ませ、いざ出陣です!

この日は、洗米作業を体験しました。何度も見たことがある洗米作業も、実際に行うのは初めて。先輩が洗米器具を準備している間に、私はお米を10kgずつに分ける作業です。今日のお米は、北能産業さんから納入いただいた五百万石。精米歩合67%なので、能登上撰でしょうか!
一袋30kgの米袋から、10kgずつ桶に分けていきます。この中腰の作業がなかなか腰にきますね。

小分けにした後は、酒米水分計でお米の水分量を計ります。恥ずかしながら、この作業をしていると知らず…お米を触り、気温などを加味して、長年の経験からお米に吸わせる水分量を決めるのだと思っておりました。こうしてしっかりと数値で管理しているのですね。百聞は一見に如かずです。

さぁ、いよいよ洗米。二人一組で声を掛け合いながら2分サイクルで行う、いわゆるバッチ式というものです。私は洗米機にお米を投入する役。時間を計るのも私の担当です。いきなりの大役に不安しかありませんでしたが、先輩が何回もシミュレーションに付き合ってくださり、万全を期して臨むことができました。「時間がかかってすみません」と謝ると、「お米を無駄にしてしまうより良いから」と。蔵人さんたちは皆さん本当に優しくて(*¨*)

練習のかいもあって、作業はスムーズに終了。今回は100kg近くの少ない量の洗米でしたが、400kgを一度に行う時もあるそうです。その時はまた違ったやり方があるようで、少しずつ経験を積んでゆきたいと思います。

それでは、今日はこの辺で。
最後までご覧くださり、ありがとうございました!

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