醸しコラム

Column

【連載】N-projectの活動を経て vol.2|商品の完成

2020.04.08


こんにちは。数馬酒造・蔵人の又木です。

今回のコラムでは、数馬酒造が大学生や米農家様と連携している活動「N-project」について、3回に分けてお話しいたします。私自身が学んだこと、そして蔵人になり活かせていることなどを紹介したいと思います。
 
Vol.1はこちらから
≫【連載】N-projectの活動を経て vol.1|立ち上げ
 
 
お酒を通した生産者と消費者のコミュニケーション
Vol.1でもお話ししましたが、「Chikuha N」は、弊社の代表銘柄「竹葉(ちくは)」にN-projectの「N」をあわせて名付けました。
商品開発を進めるなかで「Chikuha N」のコンセプトを‟日本酒の美味しさに気づかせる日本酒”としました。ラベルデザインは若者らしい青春の青、生酒の意味としての青をキーカラーに、日本酒の扉を開く窓をイメージさせ、Nの文字はお米が精米されているように表すことで、私たちの活動自体も磨かれていくことを表現しました。また、数馬社長直筆の「made in NOTO」を記載しています。

お酒の味わいについては、同世代にWEBアンケートを行い、日本酒に苦手意識を持つ層について、またどんな日本酒や味なら飲みたいかなどの意見を集めて決めています。その結果、「後味はすっきりとした甘口で、フルーティな香り」の酒質と設定しました。味決めもメンバーと酒蔵に行き、数本のお酒を試飲し、ブレンドすることによって求める味になるように調整しています。

完成した「Chikuha N」を飲まれた方からは「大人向けのお酒だと思っていたが、飲みやすい」や「日本酒独特の風味が苦手だったが、とにかく飲みやすく、いい感じに酔えた」、「お米の良さと水の良さ、造る過程が大切で、文化があるのだと思った」などのご意見をいただきました。学生だからこそ日本酒に対する苦手意識があるものの、飲んだ後は多くの方に「おいしい」「飲みやすい」と言ってもらうことができました。

ラベルデザインについては「味のイメージによくあった爽やかなデザイン」や「口当たりの良さがパッケージから伝わってくる」、「良い意味で日本酒らしくないおしゃれなデザイン」、「近代的なデザインで日本酒初心者としては手に取りやすい」などのコメントが寄せられました。

お披露目会へのコメントも多く、「日本酒がきっかけで、みんなと知り合いになれるのがとても良い」、「酒蔵の方々って若い人もすごく多いんですね!若い方だからこそ一緒に活動してるのだと思いますが、お話を聞けてよかったです」、「製造の背景や、つくる側が楽しそうにまじめに取り組んでいる姿が見えて、参加してよかった」などとても励みになるコメントをいただくことができ、お酒の持つ可能性を強く実感しました。お酒を通して、つくり手と飲み手のコミュニケーションを感じとる貴重な体験でした。
 
 
いかに活動を知ってもらうか
「N-project」の活動のなかでとても苦労したことが‟知ってもらうこと“でした。とにかく情報発信を行い、様々なメディアに取り上げていただくことで「N-project」の認知度を上げました。例えば、全国紙や地方紙、地元情報誌から数回にわたり取材してもらい、ラジオや地元テレビ番組にも出演しました。「N-project」のターゲットが若者ということもあり、SNSでの広報活動にも力を入れ、日本酒WEBメディアへの出稿やtwitter、facebook、HPでの情報発信を合わせると当時の総リーチ数は約30万人を超え、多くの人に活動を知ってもらうことができました。
活動を知ってもらうことで、能登を知ってもらえる機会が増えたことはとても嬉しかったですし、地元の方からも「頑張れ」と声をかけられるようにもなりました。
 
 
つづきはこちら
≫【連載】N-projectの活動を経て vol.3|込める想い

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