醸しコラム

Column

《社長レポート》第7回いしかわスタートアップステーション2019

2019.12.19


12月14日に行われましたSDGsのセミナーに参加いたしましたのでご報告いたします。
このセミナーは(公財)石川県産業創出支援機構(ISICO)が主催の、起業について気軽に学べる講座で、創業に関心のある社会人や学生が無料で参加できます。

今回は「能登で目指す古くて新しい創業のかたち~SDGsの実現を目指して~」がテーマ。
第一部では能登で取り組む新規事業・ブランディングにつながるユニークな取り組みについて、里山里海マイスター卒業生による発表や能登の企業による先進事例紹介が行われました。この先進事例企業として、地元の農産物や伝統技術を利用した商品開発に取り組む株式会社Ante 代表取締役・中巳出 理氏と、弊社が選定されました。
昨今“能登のSDGsといえば数馬酒造”といわれる機会が増え、こうした講演のお話しも多数いただくようになりました。大変ありがたく思っております。

第二部では「SDGsの視点による新たな事業創出の取り組み」をテーマにグループワークを行いました。能登の創業者たちと参加された皆さんとともに、SDGsの視点を踏まえた21世紀型の地域ビジネス、能登らしい創業のかたちについて考えました。

先の里山里海マイスター卒業生による発表は、とても5分では語り切れることのできない魅力的なものばかり。地域の未来を想いながら事業に取り組んでいらっしゃる方が、能登にこれほど多くいらっしゃることに驚き、日頃から地域の方々や事業を営む方々とのコミュニケーションを蜜にとる必要性を感じました。

また弊社の事例紹介においては、経営体制や取り組みに対してどなたからも高評価をいただき、セミナー後の交流会でも多くの質問を頂戴いたしました。
とりわけ、皆さんが一番興味を持たれたのは労働体制でした。従業員数の少ない会社では個々の能力に頼りがちですが、弊社は社員さんのそれぞれの強みを活かしながら、チームワークを大切にして組織の目標を達成していこうという考え方です。

世界農業遺産に認定されている能登は、これまでもSDGs的な、持続可能な農林水産業システムで人々は生業を続けてきたと思います。
“能登を次世代へ”という未来志向の目的や、このままではいけないという危機感を共有できているからこそ、繋がりやすく、連携が取りやすい価値観が根付いている地域だと痛感しました。
弊社の取り組みや“ものづくり”のキーワードである「循環」と「シェア」をより強く押し出し、本日の経験を活かしてまいります。

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