先日受賞のお知らせをいたしました、北陸農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の授賞式が12月18日にございましたので、改めてこちらの賞について綴りたいと思います。
2020年11月5日に、令和2年度北陸農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」として、8地区と2名の計10件が選出されました。
「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」とは、「強い農林水産業」「美しく活力ある農山漁村」の実現に向けて、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより地域の活性化、所得向上に取り組んでいる優良な事例を「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」として、内閣官房及び農林水産省が選定されています。
北陸農政局管内においても、内閣官房及び農林水産省が選定する取り組み以外にも優れたものがあることから、北陸農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」として選定し、広く発信することにより他地域への横展開が図られています。
石川県からの選出は2件、またビジネス部門の受賞は全体を通して2件と狭き門でありながら、弊社を選んでいただき、誠に光栄でございます。
とりわけ、能登の耕作放棄地解消のために、大学生やお取引様等とともに開墾や酒米の栽培、日本酒の製造に取り組み、世界農業遺産に認定された「能登」の里山里海の景観保全への貢献度が高いと評していただきました。
また、耕作放棄地で栽培した大豆と小麦を使用しての廃保育園を活用した醤油造り、廃業したワイナリーをリキュール蔵として有効活用している点も、選定に大きく寄与したそうです。
私たちがSDGs目標を掲げ、持続可能なものづくり体制の構築推進のために日々取り組んできたことが、このようにご評価いただけて、大変嬉しく思います。
また、授賞式の後には受賞者を交えての意見交換会が開かれ、私も参加させていただきました。
意見交換会では、学生と取り組む際のポイントや地域資源を活用したビジネス展開の方法、継続するために心掛けている点などのご質問を頂戴し、僭越ながらお答えさせていただきました。
一方で、北陸各県から集まった受賞者の方々と、地域に対する熱い想い等を意見交換することもでき、大変刺激を受けました。地元地域を大切に想い、自分たちができることを継続することで、結果として大きな動きに発展した事例が多く、感銘を受けました。私たちと共通する点も多く、地域に対してできることからコツコツと継続することの重要性を改めて教えていただきました。ありがとうございました。
弊社としましても、この受賞を機に、さらに地域に貢献できるような事業展開を推進、継続してまいります。
後もどうぞお付き合いくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。