醸しコラム

Column

令和6年能登半島地震|復旧活動レポート2 1/15~17

2024.01.18

令和6年能登半島地震におきまして、たくさんのご心配と温かいお心寄せを頂きまして心より感謝申し上げます。
数馬酒造も少しずつ歩み出しております。その様子をレポートとして綴ってまいりますので、ご覧いただけましたら幸いです。

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●2024年1月15日
少しずつ余震の頻度も落ち着いてきたことから、酒蔵内に複数あるうちのひとつの冷蔵庫内の片付け作業に着手しました。破損の中から出荷できる商品を拾い上げます。

また、仕込み水の採水地より水を汲み、フィルターで濾過をしながら清掃に必要な水を確保する作業を始めました。自社のトラックやタンクローリーは道路事情により使用が困難なため、少しずつ酒蔵へ輸送する作業となります。

 
●2024年1月16日
救援物資として頂戴したカセットコンロでお湯を沸かし、商品の洗浄と汚れたラベルを外す作業を行いました。作業中にも笑い声が出るようになってきました。

 
●2024年1月17日
宮城県の新澤醸造店様の多大なるご厚意により、酒蔵のタンク内に残されたもろみの圧搾から瓶詰め作業を代行してくださるとお申し入れを頂戴しました。
この4日前には、社長の新澤巖夫様と2名の社員様が急遽ご来訪くださり、東日本大震災のご経験を通してのたくさんのアドバイスを頂き、大変な励ましを頂いたばかりでした。

17日には、早速2名の醸造社員様が夜を徹してお越しになりました。
大きなトラック内のタンクにはお水を積載してくださっていました。こちらのタンクからお水を頂戴し、代わりに弊社のもろみ約1000Lをお預けいたしました。
弊社の酒蔵内の大型エレベーターが損傷しているため、もろみの移動を案じましたが、2階の醗酵室の小さな小窓から外へホースを伸ばし、無事にトラック内のタンクへと流し入れることができました。

加えて、今回の作業にかかる輸送費や燃料費、瓶代および瓶詰めの作業費などの一切をご負担くださるとお申し入れを頂きました。社員一同、言葉にならない感謝でお見送りさせていただきました。
新澤醸造店様によるご支援
新澤醸造店様と弊社社員

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その他にも書き切れないほどのたくさんのお心寄せを頂戴しております。
弊社社長が直接ご縁を頂いている県外酒蔵様からも温かいアドバイスを頂戴しております。
心より感謝申し上げます。

私たちはこれからも、同じく被災されている能登の全ての皆様に心を寄せ、皆様のご支援のお気持ちに感謝し、最善の行動をとってまいりたいと思います。
引き続き、能登を応援いただきますようお願い申し上げます。

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