醸しコラム

Column

新しい働き方|広報業務と在宅勤務

2020.04.24


数馬酒造では昨年(2019)年より新しい働き方として、在宅勤務の社員を雇用しています。
導入のきっかけとして、弊社の掲げるSDGsの目標に「あらゆる人財が活躍できる多様性のある労働環境を構築する」がございます。
社長は常々、「一人ひとりの事情に合わせて働き方を共に考え、極端な話、社員さんの事情にあわせて就業規則を変えても良い」と言います。その言葉の奥には、「どこにいても能登に貢献したい人が活躍できる会社」を目指したいという想いがあります。

能登にいないと働けないといった場所の制限、子育てや家族の介護があってフルタイムで働けないといった時間の制限、こうした制限を在宅勤務によって解消し、新規雇用や離職防止に繋げています。

こうして、現在1名の在宅勤務社員がおります。
配属部署は広報課。広報課も彼女の入社とともに新設されました。業務内容はホームページの更新、SNSの管理、チラシやPOPの作成など多岐にわたります。この「醸しコラム」の作成も担当しています。つまり、私が在宅勤務者です(笑)

完全在宅勤務というわけではなく、週に1~2回は出社しています。(非常事態宣言発令中の現在は完全在宅勤務です)
出社の主たる理由は、社員間のコミュケーションを図ること。時には広報業務の打ち合わせなども行いますが、事務所にいる時間は少なく、醸造課や瓶詰・出荷課など、いわゆる“現場”にいることが多いです。社内の様子をお客様へリアルにお届けできるよう、自由に行動させてもらっています。自由に行動できる人間がいることで、社内の風通しもさらに良くなったのではないかと思っています。

在宅勤務制度の導入によるメリットを社長に尋ねると、これまで注力できなかった広報活動にテコ入れができ、竹葉を楽しんでくださる個人のお客様とのコミュニケーションを取れるようになったことや、企業としてのイメージ向上につながったことがとても大きいと言います。
また、新規のお問い合わせや取材依頼も増え、講演会などでは在宅勤務者がいることに驚かれることがあり、話のたねにひと役買っているようです。

都市部では当たり前に導入されている在宅勤務も、地方の私たちのような中小企業での導入は珍しいことと思います。しかしながら、小規模事業者だから、地域企業だからこそ、柔軟に対応できるのではないかと考えています。
持続可能なものづくりを目標に、これからも、あらゆる人財が活躍できる会社を目指して、新しいことを柔軟に受け止め、社内に取り組んでまいります。

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